【アートコミュニケーター講座、終了しました!(報告:後編)】
1日目のシンポジウムに続き、2日目は、アートコミュニケーターを体験する実践ワークショップを開催しました。
今回の講座は、福井市美術館が福井大学濱口由美教授と連携して開催している「みんなで創るラベリング美術館『高田博厚』の世界」の関連イベントでもあります。濱口先生が高校生たちと事前に制作していた「ヒロくん(高田博厚)のアートカードセット」および館内の常設展示を用いて、参加者たちはどのようなワークショップを企画できるか、アイディアを出し合いました。
この日の講師は玉置真氏(玉置プロダクション代表、インストーラー)。各グループを回り、「ゲーム性を取り入れると良い」など、ワークショップのコツをアドバイスしていました。
午後は高校生を迎え、実際にワークショップを体験してもらいました。時間が足りなくなるぐらいの盛り上がりでした。
最後のプログラムは、講師の玉置氏によるワークショップ「家をつくろう」です。参加者はペアになり、お互いに家にまつわるエピソードをインタビューしあいながら、紙製の家を作ります。誰もが何かの思い出を持つ「家」についての対話を通じ、あたたかなコミュニケーションが生まれていました。
2日間のアートコミュニケーター講座は、参加者の皆さんの熱意と笑顔とともに、盛況のうちに終了しました。福井でアートコミュニケーターの輪が広がっていく契機となることを願っています。