11月24日(金)、25日(土)にアートコミュニケータ講座「トークとアートワークショップ」(主催:福井県、企画運営:アーツ&コミュニティふくい)を開催しました!
トークでは30名の参加、アートワークショップでは、大人・子ども含めて25名と、多くの方にご参加いただきました。
24日(金)のトークでは、講師に佐貫巧さんをお招きし、「あそぶ、こども、あーと 〜創造力を引き出す教育〜」と題してお話いただきました。
佐貫さんは、佐賀女子短期大学で将来、保育・教育に携わる学生を教えており、「現代芸術教室アートイズ」を主宰されています。
トークでは、子どもたちの想像性や創造力について日々考え、活動されているお話をいただきました。
AIの技術の発展など、検索して答えが見つかる(かのような)時代が今後進んでいく中で、自分で選びとって正解とする力、根拠のないものを信じる力の大切さ、「心の温度」に寄り添い、アートを通して少しでも生きやすい世の中をつくりたいというお話。
また、子どもたちの想像力は、関わる大人によって100が10になる場合もあること。
アートのプロセスを通して、自分の感覚(五感)を働かせ、そこから生まれる思考を使い、自分だけの正解を見つけていくアートイズの活動の具体的な例を交えてお話いただきました。
お話の後、参加者とのモヤモヤ・ディスカッションでは、それぞれが感じている悩みなど、モヤモヤの共有をしました。
25日(土)「わからないものをつくって遊ぼう!」のアートワークショップでは、金津創作の森を散策しながら、木の枝や木の実など、落ちているものを拾い、その場にあるものや拾ってきたもの、そしてドロドロの石膏を使いながら、素材と対話し、参加者それぞれがその時の手がつくりだす「わからないもの」の造形を楽しみました。
今回のトークとアートワークショップを通じて、子どもや大人の創造性を自由に捉え、アートや造形をとおして、わからなさを受けとめること、また、わかろうとすることの大切さを考えることで、他者への寄り添いや受け入れていく寛容さを探索するきっかけにしていただけたら幸いです。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!